ニーベルングの指環 リング・リザウンディング ジョン・カルショー [読書]
前回書きました巨匠(マエストロ)たちの録音現場 カラヤン、グールドとレコードプロデューサーに続いてレコード・プロデューサーの本(前回の本、第4章「あるプロデューサーの軌跡・・・カルショー」 でも取り上げていました)で、ワーグナーの「ニーベルングの指環(初のスタジオ全曲録音)」が誕生するまでのドキュメントです
私がこのLPと出会ったのはレコード卸の会社に勤めていた頃で、キング・レコードから19枚組で発売されました。
オペラには疎かったので購入はしませんでしたが、当時、販促のデモで夕方からぶっ通しのレコード・コンサート(「味噌汁を飲んで《指輪》を聴こう」なんてキャッチ・フレーズでした)や名曲喫茶での夜から翌朝まで(この時はチョコレートをサービス)の催しを聴きました
閑話休題
当時はレコードがSP→LPに移り、更にモノラル→ステレオになり始めた頃でした
デッカの優秀な技術陣、アーティスト、そして指揮者ショルティとの出会い等々、奇跡的な巡り合わせの中で、この大作が妥協することなく完成されたことは驚くばかりです
1967年10月 カルショーはデッカを離れ、翌年BBCテレビの音楽部長に就任してレコード・プロデューサーの仕事から手を引きます。
1980年 彼はオーストリアで亡くなります(55歳)。
タグ:レコード・プロデューサー
2009-12-09 21:30
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