ボクは坊さん。 白川密成 ミシマ社 [読書]
宗教関係の本は別のブログに書くようにしているのですが、この本はエッセイとして面白かったのでこちらに書くことにしました。
著者は1977年愛媛県に生まれ、高野山大学密教学科を卒業、その後地元の書店に勤めますが、2001年11月栄福寺住職の祖父が亡くなったことから、お寺の住職を務めることになります。
この本はほぼ日刊イトイ新聞 - 坊さん。 に掲載された内容を元にして書籍にしました。
高校時代から大学、書店の社員、そして住職になってからの日常の生活のこと感じたことを、軽いタッチのユーモラスな文章で書いていますが、内容はけっしていい加減ではなく、真面目に仏教に取り組もうとしている感じが伝わります。
所々に出てくる仏典や空海の著作からの引用も適切です。
このような若い僧侶が出てくると、日本の仏教ももっと親しみ易くなるような気がしました。
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