巨匠(マエストロ)たちの録音現場 カラヤン、グールドとレコードプロデューサー [読書]
流れる山の情景 浜田 優 山と渓谷社 [読書]
休日なのでのんびりを読んでいます
学生の頃は串田孫一氏のFM放送(音楽の絵本)で音楽、詩の朗読を聴いて、山への想いを楽しんでいました。
この本を読んでいて、ふとその頃ことを想い出しました。
詩、紀行文、エッセイなど、山の情景が感じられる素敵な本です。
中世法会文芸論 小峯 和明 笠間書院 [読書]
最近日本の放浪芸のCDを聴き直して、そのルーツである中世の宗教、特に法会に関心を持ちました。
偶然、丁度ぴったりの本が発売されました
著者は中世の文芸世界の全体をとらえるための一方策として法会という場に着目し、法会を媒体とする文芸の総体を「法会文芸」 と名付け、中世法会文芸論を展開します。
まだ読み始めたばかりですが、日本の宗教、芸能、民俗学に新たな視点を提起した素晴らしい内容です
渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫) ネヴィル・シュート 翻訳:佐藤 龍雄 [読書]
Amazonおすすめ度:
この映画の主題歌(Waltzing Matilda)がヒットしたのは私が小学生〜中学生の頃だったと思います。
当時の私は意味も解らずワルツィング・マチルダ〜、ワルツィング・マチルダ〜と歌っていました。
それから、今に至るまで映画も観なければ本も読んでいませんでしたが、今回、新聞の広告でこの本が東京創元社の文庫創刊50周年記念として新訳出版されたことを知り、読みました
第3次世界大戦勃発後、 “死の灰” が南下してくるオーストラリアで死を前にした人間を描きます。
現実の世界はもっと悲惨な状況になるのでは・・・とも想像しますが、淡々とした描き方に人間への尊厳、愛情を感じます。
私もこの本の“ダグラス伯父さん”のように、またお酒を飲みたくなりました
鍵盤上のU.S.A. 南 博 [読書]
昔、小澤征爾の『ボクの音楽武者修行』を読んだことが有りますが、これは著者が銀座の高級クラブで稼いでいたピアニストを辞め、アメリカのバークリー音楽大学へ留学した“Jazz版『ボクの音楽武者修行』”。
バークリー音楽大学(以前はバークリー音楽院)は 穐吉敏子、渡辺貞夫などが留学して有名ですが、著者は1960年5月15日東京生まれ、当時の話と比較しても面白いです