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巨匠(マエストロ)たちの録音現場 カラヤン、グールドとレコードプロデューサー [読書]


レコード・プロデューサーの仕事って今までよく知りませんでした[ふらふら]
著者は優れたレコード・プロデューサーで主にウィーンで活動されています(日本ビクターを経て、カメラータ・トウキョウを創業された方です)。

この会社はクラシック音楽を優れた録音で制作して、最近ではKRIPTON HQM STOREから、CDより更に高音質の音楽配信、パッケージ・ソフトが販売されています。

それはさておき、この本ではカラヤン、チェリビダッケ、グールドの3人を取り上げ、彼らの録音現場においてレコード・プロデューサーがどのように関わってきたかを興味深く書かれています。

私の持っているCDのいくつかの制作過程がこの本にも取り上げられていて、『あ〜っ、そうだったのか[ひらめき]』と納得することが多かったです[るんるん]

内容は資料も整っていて専門的ですが、とても分かり易く書かれていますのでクラシック音楽や録音のことに詳しくなくても楽しめます[わーい(嬉しい顔)]


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流れる山の情景  浜田 優 山と渓谷社 [読書]

浜田 優
山と溪谷社
発売日:2009-08-12

休日なのでのんびり[本]を読んでいます[るんるん]
学生の頃は串田孫一氏のFM放送(音楽の絵本)で音楽、詩の朗読を聴いて、山への想いを楽しんでいました。
この本を読んでいて、ふとその頃ことを想い出しました。

詩、紀行文、エッセイなど、山の情景が感じられる素敵な本です。


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中世法会文芸論 小峯 和明 笠間書院 [読書]

小峯 和明
笠間書院
発売日:2009-06

最近日本の放浪芸のCDを聴き直して、そのルーツである中世の宗教、特に法会に関心を持ちました。
偶然、丁度ぴったりの本が発売されました[ひらめき]

著者は中世の文芸世界の全体をとらえるための一方策として法会という場に着目し、法会を媒体とする文芸の総体を「法会文芸」 と名付け、中世法会文芸論を展開します。

まだ読み始めたばかりですが、日本の宗教、芸能、民俗学に新たな視点を提起した素晴らしい内容です[exclamation]


渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫) ネヴィル・シュート 翻訳:佐藤 龍雄 [読書]


ネヴィル・シュート
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 この映画の主題歌(Waltzing Matilda)がヒットしたのは私が小学生〜中学生の頃だったと思います。
当時の私は意味も解らず[るんるん]ワルツィング・マチルダ〜、ワルツィング・マチルダ〜と歌っていました。

それから、今に至るまで映画も観なければ本も読んでいませんでしたが、今回、新聞の広告でこの本が東京創元社の文庫創刊50周年記念として新訳出版されたことを知り、読みました[わーい(嬉しい顔)]

第3次世界大戦勃発後、 “死の灰” が南下してくるオーストラリアで死を前にした人間を描きます。
現実の世界はもっと悲惨な状況になるのでは・・・とも想像しますが、淡々とした描き方に人間への尊厳、愛情を感じます。

私もこの本の“ダグラス伯父さん”のように、またお酒を飲みたくなりました[ふらふら]


タグ:小説
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鍵盤上のU.S.A. 南 博 [読書]


南 博
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昔、小澤征爾の『ボクの音楽武者修行』を読んだことが有りますが、これは著者が銀座の高級クラブで稼いでいたピアニストを辞め、アメリカのバークリー音楽大学へ留学した“Jazz版『ボクの音楽武者修行』”。

バークリー音楽大学(以前はバークリー音楽院)は 穐吉敏子、渡辺貞夫などが留学して有名ですが、著者は1960年5月15日東京生まれ、当時の話と比較しても面白いです[るんるん]


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意味がなければスイングはない 村上 春樹 文藝春秋 [読書]


村上 春樹
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この本は季刊オーディオ専門誌「ステレオサウンド」に掲載されていたものを元に加筆、修正されたものです。
 
私の中学、高校生時代に植草甚一という人がジャズ専門誌「スイング・ジャーナル」に本、映画、ファッションなど様々な文化をエッセーで書いていました。 
当時の私は普通の音楽評論(?)とは異なる切り口にカルチャー・ショックを受けました[exclamation&question]
 
以前、Doblog「高橋悠治 コレクション1970年代」 の中で高橋悠治氏が 「小林秀雄『モオツァルト』読書ノート」で批判したことに私が共感したことを書きましたが、あれは小林秀雄氏が音楽を文学評論のやり方で書いたから違和感を感じたのであって、村上春樹氏や植草甚一氏のように自分の生活の中で音楽を語る切り口は私の好みに合います[るんるん]
 
音楽の専門家でない人が音楽を語る面白さ、難しさが感じられる素敵な本です[わーい(嬉しい顔)]

タグ:村上春樹
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